武田祐吉
(1886~1958)東京市日本橋区(現・東京都中央区)生れの国文学者。
國學院大學卒業後、1916年、東京帝国大学に入学。佐佐木信綱の『校本萬葉集』編集に従事。
その時、南朝に長慶天皇のあることを発見、研究、発表。
1920年、國學院大學の講師、1926年、同大学教授。その後も、萬葉集、古事記の研究に励む。
戦後、新制大学刷新に当たり、1948年、國學院大學に文学部が開設された時、初代文学部長となる。
1958年、心臓衰弱のため死去、71歳。
書名:武田祐吉著作集(昭和48年:角川書店版):全8巻のうち7巻:
著者:武田祐吉
編集顧問:岩橋小彌太/久松潜一/山岸德平/
編集委員:佐藤謙三/三谷栄一/角川源義/春田 宣/中村啓信/
装幀:熊谷博人
発行所:角川書店
発行日:【一】昭和48年6月30日 初版発行 他
定価:2,800円 × 7 = 19,600円
所収: 【一】神祇文学篇 ◇
神と神を祭る者との文学 ; 神と神を祭る者との文学 /上代祝詞の本質 / 万葉集時代における神人の交通 /
国文学研究 ; 序 / 第一、神祇文学研究序説 / 第二、日本神話の大観 / 第三、歴史神話の意義 /
第四、神話各説 / 第五、祭典朝儀の文学 / 第六、神事歌謡 / 第七、神祇文学文献の研究 /
〇 あとがき(刊行会)/
【二】 古事記篇Ⅰ ◇ 古事記研究帝紀攷 /『古事記』の文学的価値 / 古代歌謡 / 〇 あとがき /
【三】 古事記篇Ⅱ ◇ 古事記説話群の研究 /『古事記』における歌謡の伝来 /
『古事記』訓法の一についてー会話文の前行辞ー /『古事記』の訓法 / 〇 あとがき /
【四】 古事記・風土記篇Ⅲ ◇ 古事記Ⅰ / 古事記Ⅱ / 風土記 / 上代の民俗と文化 / 神話伝来の様式としての祝詞/
国引の詞の考 / 古代出雲の英雄 / 出雲の国の黎明 / 神話の話 / 風土記の女性 / 〇 あとがき /
【五】 万葉集篇Ⅰ ◇ 国文学研究 万葉集篇 / 山部赤人 /『万葉集』の成立 /『万葉集抄』・仙覚・仙覚本 /
『万葉集』巻の十八の巻首 / 古写本の意義 /『万葉集』の古点 / 〇 あとがき /
【六】 万葉集篇Ⅱ ◇ 万葉集校定の研究 / 万葉集書志 / 〇 あとがき /
【八】 文学史・歌物語篇 ◇ 上代日本文学史 / 国文学研究 歌道篇 / 志都歌の歌い返しの考 /
『琴歌譜』における歌謡の伝来 / 〇 あとがき /
参考:帯なし。箱、小口・天・地、本文等に少ヤケ・シミ・汚れ等あり。菊判。計約6.9kg。 ≪古書購入≫
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