
【時計について】
・Tiffanyが扱った米国Illinois社製の懐中時計です。極薄型として設計されたXT(Extra Thin)シリーズのうち第1世代にあたるグレード437の一品となります。写真の通り香箱受けにもルビーを配した19石のセンターブリッジが特徴。12サイズ、製造は1919年。
・当シリーズは第一次世界大戦後、アール・デコと薄型への嗜好が高まったことを受けてIlinois社が総力を挙げて設計した時計。3世代に分けられ、第3世代は3/4プレート、第1世代と第2世代はセンターブリッジとなります。本機も該当する第1世代は短期間しか製造されないまま第2世代へ受け継がれたため生産数が異常に少なく、最も生産数が多いグレード437でさえ2060機に過ぎません。とはいえ、これは本世代がテスト機扱いだったからというわけではなく、事実ほとんどの機体が金無垢もしくは本機のように高級金張りケースを充てがわれた上で高級宝石商から販売されたようです。ちなみに第2世代はIlinoisがHamiltonに吸収された後、グレード940として製造販売されました。同グレードは時代の波の中、数奇な運命を辿ります。
・上記の通り本機のムーブメントはセンターブリッジ。受けはシンプルなブラッシュ仕上げですが、逆にそれが香箱とやや大きめの2番車のルビーを引き立てます。緩急針がないのは基本設計への自信の表れ。ブリッジはスイスの十八番ですが、それに勝るとも劣らない美しさです。ちなみに本機がOmegaのやはり幻とされる某ブリッジ型ムーブメントにそっくりなのはなぜなのだろうか………
・ゴールドの文字盤は縦のヘアライン仕上げでやや特徴があるアラビアン。中央にTiffanyの文字。ケースは25年の金張りでグリーンゴールドとシルバーのツートン仕上げ。側面は裏蓋側に細やかな彫金、連動する裏蓋にはエングレービングエリアを囲むように装飾が施されます。ツートン全体に及ぶように光を当てて時計を動かすと微かに色が変化します。
【状態について】
・ケース内外に経年によるスレや傷があります。内蓋の傷がやや目立ちます。
・風防と文字盤の状態は概ね良好です。
・ムーブメントにやや汚れがあります。
※その他小さな傷やスレもあるかと思います。写真をご覧下さいませ
【法量】
・横幅 4.5cm(竜頭含まず)(12サイズ)
・厚さ 0.7cm
【稼働】
・24時間稼働確認済。日差は24時間経過時で1分と良好。
・リューズ引き上げての時刻合わせスムーズ。
【購入について】
・稼働状況は現時点のものです。今後を保証するものではありません。輸送中の破損リスクの可能性についてもご理解下さい。
・返品不可です。ノークレーム・ノーリターンでお願い致します。
・24時間以内の発送情報入力とお支払いをお願い致します。