
ヴェルディ レクイエム DVD マゼール ファンティーニ スミルノワ メーリ シヴェク 美品 トスカニーニ響 2007.11.16 ヴェニス サンマルコ寺院
マゼールのヴェルディ レクイエムです。マゼールのことだから この曲などは定めし若い頃から何度も…と思いのほか、LP録音は皆無で これはちょっとした驚きでした。60年代など かなりもて囃された方ですから、実演があれば録音がなされていたに違いなく、あるいは意識的に取り上げなかったのかとも考えられます。現在 手近に見当るソースは 1. ヴェローナでの パヴァロッティほか豪華ソリストと3000人のコーラス という大フェス並みの公演 2. トスカニーニ没後50年記念にヴェニスのサンマルコ寺院で行われた…つまりこの公演 3. ミュンヘン時代の最後 2014年2月 マゼールが亡くなる5ヶ月前の録音 の3種。 それぞれに方向性が大きく異なるライブの記録が残った訳で、そこらはいかにもマゼールらしい成り行きだと感じます。
このDVDは上記2の記録です。“トスカニーニ”の名を冠したオケの音楽監督を務めていたマゼールにとっては ある意味では当然の企画だったはずで、商品化も見据えた万全の方策が練られたに違いないと推測される映像です。会場はヴェニスのサンマルコ寺院。高いドームに金色眩い装飾など 見た目が大変にゴージャスですし、最前列には教会関係者もご列座で、なにぶん雰囲気は満点です。素人がちょっと考えただけでも… 残響とか反響とか 演奏会場や録音会場として好適だったかどうかは疑問ですが、映像の設えとしては これ以上ない絶好の空間だった事が理解されます。
マゼールは 初期と後期で演奏の風が大きく異なる指揮者で、“何か仕掛けてくる感じ”から“大人の風格”への変化は、“2種のカルメン” “2種の椿姫”を比べれば歴然です。この演奏が 穏やかで余裕溢れる雰囲気なのは 当然すぎる話でしょう。一曲目と終曲では 特にテンポを落とし 大きく間を取り 音量も控えめで、合唱などはミサの典礼文の読誦を思わせて効果的でした。いつもは 取って付けた感の残る“リベラメ”が ここでは深い祈りに満ちて、やっと全体の終始が整った印象でした。
歌手も豪華で周到。ソプラノがよく通る声。このくらいでないと 埋没してしまいアンサンブルをリードできない。この曲の“キモ”メゾは 柔らかく大きい歌だが、若さゆえか時々表現に空白ができる。現在では アビカイッレやマクベス夫人を歌っている方なので、もともとが並みの歌手ではないのだろう。メーリは オペラの時のニヤッとした匂いがなく 凛々しくて結構。バスはいかにもそれらしい雰囲気。旋律がちょっとだけ怪しのがタマにキズ。などなど…
(コーラスのド派手なオバ様には参った。目立つことだけを主眼としている風情で、カメラマンも面白がってしょっちゅう映している。誰か注意しないのだろうか。あと カット割りが5秒おきくらいで煩わしい)
この曲を聴くと いつもヴェルディの円熟ぶり練達ぶりを思い知らされます。一本道を歩んだ信念の人ならではの到達点なのだろうと つくづく感心します。
美品です。かなり以前に入手した品で、ビニ袋に入れての管理を怠ったらしく プラケース表面にスレが出ておりました。サムネイルに写っている正面の斜めキズ…流石にこれは生来のものだと思います。その他 本体 ブックレットは極美品で、開封時のままだと思います。
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