御存知!名ヴォーカリストGraham Bonnet期唯一作 故Cozy Powell在籍最後の在籍最後の大傑作「Down to Earth」
本国リマスター紙ジャケット仕様限定版 国内盤中古
でございます。
本国リマスターでございます。
幾分リミックス感がございますが、非常に良心的な音質でございます。
また紙ジャケットでございますが、初回リリース時仕様を再現した感がございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Ritchie Blackmore(G、ex-Deep Purple)、故Cozy Powell(Ds、ex-The Sorcerers、Ace Keford Stand、Big Birtha、第二期Jeff Beck Group、
Bedlam、Cozy Powell's Hammer、Rainbow、後にMSG、Whitesnake、Emerson,Lake & Powell、Black Sabbath他)、Roger Glover(B、現Deep Purple)、
Don Airey(Key、現Deep Purple ex-Cozy Powell's Hammer、ColosseumⅡ、Rainbow、後にOzzy Osbourne Band、Jethro tull他)、
Graham Bonnet(Vo、ex-Marbles)となります。
プロデュースはRoger Glover。録音エンジニアはGary Edwardsとなります。
(後者は後にRoger Gloverプロデュース手掛ける”MSG”1stでの制作エンジニア。
また”Iron Maiden”メジャー契約時試験録音”Burning Ambition/Invasion”にて制作を務める)
1979年3月~7月仏”Chateau d'Herouville”(前作やElton John等で御馴染み。お化けも出る模様でございますが......)、
米国ニューヨーク・ロングアイランド”Kingdom Sound Studios”(Voのみ録音)となります。
前作のアメリカでの不振からBob Daisley/David Stoneを理不尽に解雇したRitchie Blackmore。
アメリカでの成功を目論むRitchie Blackmoreは音楽性の変化を求めてRonnie James Dioと対立、
Key奏者の後任に故Cozy Powell関連のDon Airey起用と擦れ違い様に解雇。
プロデューサーとして名を馳せていた元同僚Roger Gloverを、
助っ人として故Cozy Powellの第二期Jeff Beck Group時代の同僚名手Clive Chamanを起用。
制作に取り掛かるものの、名手Clive Chamanはブリティッシュ・クロスオーヴァー系でBlackmoreが嫌うファンク色、
更にはRitchie Blackmore自身が後任に選んだベーシストJack Green(ex-T-Rex、Pretty Things)は好みであったものの他には技術的に非常な不評。
そこでRoger Gloverを説得、加入させる事に成功となります。
後任のヴォーカリストにPete Goalby(ex-Trapeze、後に新生Uriah Heep)を起用するものの、本人に興味は音楽性に興味がなくあっけなく離脱。
状況に辟易した故Cozy PowellはWhitesnake(David Coverdale)からアプローチを受け脱退を決意するも、名マネージャーBruce Payneに説得され残留。
制作と並行しヴォーカルオーディション選考を行うものの地獄と化し辟易。
挙句の果てにはRitchie Blackmoreは嘗ての同僚で犬猿の仲の名手Ian Gillanにアプローチ。
名手Ian Gillanから却下を食らう事に。
(逆に結成間もない”Gillan”に入らないか?と言われる始末...................................)
(窮余の一策でしょうか?)「Marblesのヴォーカルは何処行った?」の一言で急遽捜索。
かのRobert Stigwood(Jack Bruce/Eric Clapton手掛け、当時は”Bee Gees”が大売れ)のレコード会社兼マネージメントで働いていた事が判明。
そして運命の”Graham Bonnet”が登場、完成への道筋に光が.............という非常に面倒な経緯がございます.................................
さて今作。
”中世空想特撮時代劇”的な感覚の音楽性であった前作以前と打って変わって非常にストレートな作風、
非常にロック色の強い作風で以前に比べてシンプルな感がございます。
タイトル同様「地に着いた」感のあるものとなっております。
現代感のあるアメリカ指向の砂埃舞う感のあるHRではございますが、
違和感なくレインボウ特有の中世感のあるメロディ感覚やシンフォニック色が組み込まれているのがミソ。
Roger Gloverというプロデューサー兼作曲・アレンジャー、
非常にアカデミックな経歴を誇る事からも音楽性に介入したがるDon Aireyという強力なメンバーの存在から
非常に練られた楽曲が目立つものでございます。
但し、Roger Gloverというプロデューサーは音楽の隙間を非常に大切にする特徴があり
、練り込まれても息苦しさを感じさせないものでオーヴァーダビングも案外控えられたものとなっております。
Ritchie Blackmoreのポピュラー指向(何せ「ABBAが大好き!」とも宣う方ですし.................)が表に強く出てきた時代で、
かのRuss Ballard(ex-Argent)の件のカバー楽曲を収録した事からも顕著。
それを巡って故Cozy Powellと深刻な対立を招く事となりますが、
あのスタイルの楽曲をGraham Bonnetの強烈なヴォーカルで聴かせる事が肝の感がございます。
そもそも”猫の目の様に変わる”Ritchie Blackmoreのギターサウンドではございますが...............................
からりとして押しの強い男臭いタフで強烈なスタイルを持つヴォーカリストになった事もあり、
それに合わせた乾いた感のあるあまり味付けをしないシンプルな音質となっております。
アメリカ指向とでも申しますか............................................................
また第二期Deep Purple時代ではベーシストとしては評価は低かったRoger Gloverでございますが.....................................
プロデューサーとして名を馳せた経験や様々なベーシスト起用が演奏者として相当な向上を齎した模様。
(そもそもソロイスト的な方ではございませんが)フレーズのセンスやリズム感覚等非常に唸らせるものとなっております。
故Cozy PowellやDon Aireyは言わずもがな、でございますが、
(両者共に本音の音楽性ではない事もあるのか?)案外セッション・ミュージシャンとしてのキャリアを感じさせる感のある演奏でございます....
(日本ではHM/HR版”横山や○し”と笑われた.........特にAlcatrazz時代は..........)Graham Bonnetもキャリア随一のヴォーカルを聴かせます。
制作中も面倒な経緯がございます。
Graham Bonnetは「歌うだけ」と作曲・アレンジ参加を拒否。
(後のMSGではMichael Schenkerに怒られた模様で渋々参加した模様でございますが.......指導員付きで)
仕方なくRoger Gloverが歌詞とヴォーカルアレンジを担当(案外歌える方でございます.........ソロ作”Mask”参照)という、
”プロデューサーはつらいよ”という話がございます...........................
ギターを投げつけたり、また気にくわないとDoowap系の衣装を隠したRitchie Blackmoreに対して丸刈りに近い髪形に髪を切るという、
非常に嫌味な(笑)報復が行われたとか...........................................................何かねぇ..........................................
ヴォーカル交代や音楽性の大幅な変化があったものの、以前よりも成功した作品となりバンドは順風満帆と表向きはなりましたが、
”Since You Been Gone”を巡り対立した故Cozy Powellが(音楽性を含め)バンドに疑問を持っており、
またこの頃から「レコードと同じ事はやりたくない」とRitchie Blackmoreが(バッキング演奏を含め)ライヴで異なる演奏を行う様になり、
それが故Cozy Powellには手抜きと映った模様でございます。
重要なメンバーではあってもあくまでレインボウはRitchie Blackmoreのリーダーバンドでございます。
自身が納得する音楽性やそのコントロール、そして自身が理想とするミュージシャンシップやプロフェッショナリズムを生かせるのは、
自身のリーダーバンドでしかないと考え、脱退を決意する事となります.....................................
そして第一回”Monsters Of Rock”...................................................
この機会に是非。
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