◎内容紹介
西洋中心主義の限界を乗り越え、
愉快な人生を過ごす方法とは?
東洋思想の根源は内側を重視すること。自分の心のあり方がどうなのかが非常に重要な
のであって、外側の状況はそれによって変わる、と考えます。
東洋思想では、儒教、仏教、道教、禅、神道のすべてが、「外側にあるものもすべて内側の
産物、心の産物である」と説いている。そういう意味では、西洋近代思想とはずいぶ
ん違います。西洋近代思想では、基本的に外側が重要だと考えますから。
もちろん、外側を良くすることが重要だというのも否定してはいけない。それも非常に重
要です。両方とも大事。相互補完関係にあるのです。 (本文より)
◎目次
第一章 「春」――幸せな子どもの育ち方
第二章 「夏」――青年期の自分の育て方
第三章 「秋」――人生の陰と陽を生きる成年期
第四章 「冬」――人生の終章の生き方
終章 現代を生きるための東洋思想
◎著者プロフィール
田口佳史(たぐちよしふみ)
一九四二年東京生まれ。東洋思想研究者。日本大学芸術学部卒業。新進の記録映画監督と
して活躍中、二五歳のときにタイ国で重傷を負い、生死の境で「老子」と出会う。以
後、中国古典思想研究に従事。東洋倫理学、東洋リーダーシップ論の第一人者となる。
著書多数。
枝廣淳子(えだひろじゅんこ)
大学院大学至善館教授、幸せ経済社会研究所所長、東洋と西洋の知の融合研究所主席研究
員。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。環境・エネルギー問題を機に新し
い経済や社会のあり方を研究。レジリエンス(しなやかな強さ)のある幸せな未来の
共創をめざし、政府委員会や企業の支援、地方創生に携わる。近著では個人の幸福度
を高める生き方のヒントを紹介。
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