HM10は往年のドイツ製ツイーターを代表する紙製コーンの10cm径ツイーターで、西独Isophon社が1950年代半ばから70年代半ばまで継続的に製造販売していたスピーカーユニットです。出品は同ロットと思われるペアです(4枚目の写真参照)。
私自身が使っていた際に端子に付けたケーブルと、バッフル板に取り付ける際に貼り付けたフェルトとはそのままの状態で発送いたします。
■主な仕様
磁気回路:アルニコ
公称インピーダンス:5Ω
再生帯域:2,000~16,000Hz または 1,500~20,000Hz(いずれも4uFコンデンサ経由時)
外形:φ100 × 55mm
重さ:約200g
フレーム:板金製
サスペンション:センター布コルゲーション
HM10は、長期間作られていたことと、Telefunkenなど特定の顧客向けに仕様を変更していた可能性もあって細かい仕様にバリエーションがあります。
本出品のものの外から見てわかる点は下記です。
・フレームの空気抜き穴 ... パンチ穴(9穴 x 2)で、穴の内側に布などはありません
・ボイスコイル線の引き出し ... コーン紙の表面側を弧を描いてコイルに向かいます
これらの点は、別途出品させて頂いている、Telefunken向けと思われるHM10と異なります。
HM10は高域用のユニットとして設計されており、大きな振幅に耐えられるような構造ではありません。使用に際しては必ずコンデンサを直列に入れて低域信号を遮断してください。
5Ωという公称インピーダンスを前提に計算すると、4uFのコンデンサを入れることでカットオフ周波数が約8kHzとなり、20cm級のフルレンジとのつながりが良さそうに思えます。実際、Isophonも多くのアプリケーションでの標準的な容量として4uFを考えていた節もあります。
一方最近のDIYオーディオの世界では、もっと小さな、1uF程度でHM10などのツイーターを使う例が少なくないようです。私自身も、4uFや3uFではただ音が鳴っているというつまらない結果に終わることが多く、1μFで使うことが多いです。
写真をよくご覧いただきご検討ください。Isophon HM10は、布コルゲーションのセンターサスペンション周りがとても丁寧に作られていて惚れ惚れします。
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