初めて見る方が殆どではないかと思います。
サー ルアーではなく、お察しの通り造語ですがサー・ラーが正式名称です。
極めて情報に乏しい物件ですが、知っている範囲で説明すると、
ウェストバージニア州のハンティントンで創業していたルアーメーカーで、
本国のマニアックなルアーディガー界隈では名作と評価の高いルアーの一つ。
何処かムーンライトのパイカルーン ジョイントを思い浮かべてしまうジョイント形状ですが、
年代的に近いので、当時相当の影響力と勢いのあったメーカーだけに、
ムーンライト ベイト〜シルバークリーク〜ポウポウの流れで、
少なからず影響を受けたというバックグラウンドがあったのかも知れません。
さて、このルアーですが、
前期34−36年、中期36ー38年、後期38ー41年と3期に分かれておりまして、
初期〜中期の物はカップリグやジョイントの仕様がプレート等であったり、
仕様が混在している時期があるので明確な年代分けが困難な様ですが、
箱の仕様や側面のスタンプであったり、パーツではスクリューの厚みや長さ等によって、
マニアックではありますが、ある程度は製造時期を判別出来るらしいですが、
そこまで沼に嵌まってしまわない様にどうかご注意ください。
前、中期は後期よりもパーツこそ豪華であった様ですが、
いかんせん作りが荒かった様なので、この後期の物はそれらのマイナス点が改善されているだけでなく、
製造精度が上がり、仕上がりが良い様ですので、
もし、使用前提で検討されているのでしたら、この後期物がベストな選択になると思います。
それと、このメーカー、サー ルアーの他に幾つか商標を分けてルアーを
出荷していた様で、こちらのルアーはRHYTHM(リズム)名義で出荷されていたものとなります。
そんな訳でルアーはサー ルアーのリズム名義のルアーとなります。(ややこしいですが)
長々と書き連ねましたが、
ルアー1つの説明に恐らくここまで事細かに説明される方は他にあまり居ないと思いますが、
それだけ貴重なルアーであり、且つ貴重な未開封の品という事だけではなく、
手に入れられた方が後々ご自身で更に深掘りして調べたり、
どういったルアーなのかを知るきっかけとなる様にと記載しました。
国内で所有されている方がいたとしても、極々少数かと思います。
現存している個体数が極めて少ないのは明白なので、
恐らくこれが最初で最後になる可能性が高いです。
こう言った誰も知らないルアーを密かにこっそり楽しむのも、
ビンテージルアーを嗜む上での醍醐味と言えるのではないでしょうか?
コレクション、使用どちらの用途でも構いませんが、
入手された方はどうか末長く大事にしてください。