2002年(平成14年)7月30日 発表
2000年(平成12年)9月のZ32型販売終了以来、カルロス・ゴーンがCEO就任後の日産リバイバルプランの象徴の一つとして
Z33型が2年ぶりの復活となった。
搭載するエンジンは、排気量3.5LのV型6気筒DOHC自然吸気エンジンのVQ35DE型で、最高出力は当初こそ自動車馬力規制の影響で
280psだったが、年次改良を重ね規制撤廃も相まって、最終的にはVQ35HR型を搭載し313psまで向上された。
同年にR34GT-Rとほぼ同時期にS15シルビアが生産終了となり、日産の二大スポーツカーが生産が終了となった。
このZ33が発売された時はどことなく白けた雰囲気があった。元々日産ユーザーは男臭いというか硬派な車を好む傾向にあり
新型フェアレディZというのが完全にスポーツに振っている車ではないのとどことなく女性的な雰囲気なのが受け入れられなかったのかもしれない。
非常に不人気でその後の中古車市場では信じられないような価格で販売されていた。
しかし、車の素性としては当然当時最も新しい車でありサスペンションもダンパーとスプリングが別体となった新設計になっていて
ボディ剛性も当然シルビア、GT-Rよりも高くなっている。車重は重いが(日産車は伝統的に他メーカーより重い傾向にある)
エンジンもサスペンションもプラットフォームも完全設計の車であり、間違いなくそれらよりも素性の良い車なのである。
しかし中古車市場では一番安い時で20~30万という信じ難い値段で売られていた時期もあり走りを楽しみたい、
というユーザーにとってはこれ程素晴らしい車はない。車の素性は良くとも不人気で投げ売りされている、
現在は当時より高くなってしまっているがそれでも利用しない手はない。
価格で大きなも差があるのだからGT-Rやシルビアには勝てないでしょ?と思う人が多いかもしれないが、
そんな事は全くなく少しのチューニングと軽量化で全然勝負になるどころか条件によっては普通に勝てるレベルで
大排気量NAというのはチューニングするとターボより速い場合が多く非常に魅力が多い。
現にアマチュアレースで優勝しているZ33もいるくらいである。
物価が高騰している今だからこそZ33だとかRX-8、B型ロードスターなどのいわゆる「不人気車」を狙って走りに特化させて
ターボ勢を倒しに行くというのもロマンがあって良いだろう。勿論レストアして綺麗に飾って楽しむのもこれもありだろう。
リセールが悪いかもしれないがそこを気にして車遊びをする人は本当の車好きではないので、
こういう遊び方でカーライフを楽しむのが大人の車遊びの醍醐味とも言えるだろう。