ドイツの楽器作りの町マルキノンキルヒェンの金管楽器製作の伝統を最も大切にしていた東独時代を代表するマイスター クルト クノート(Rino MIGMA)作のB管です。今も続くRinoの創設者であるクルト クノートの作品です。東独時代の品質保証の証「 MIGMA(ミグマ)」の称号も刻まれた貴重な楽器です。1960~80年代の楽器ですからセミヴィンテージ楽器という位置付けです。したがって十分現在のオケでも実用に耐えます。
名工・マイスター クルト クノートKurt KnothはマルキノンキルヒェンMarkneukirchenを代表する金管楽器全般を製作する「Rino」の代表的なマイスターでした。Rinoといえば、現在B&S傘下にあり、最も有名なマイスターのマイスター ヨハネス・シェルツァーJ. Scherzerが代表的な存在です。クルト クノートは、このシェルツァーの師匠で、数々のマイスターを育てた偉大なマイスターなのです。東独時代に活躍したクルト クノートは残念ながら、当時西側の我々には知る人ぞ知る名工でした。クノートの楽器は1990年代までライプチッヒやドレスデンのオケ、金管アンサンブルで使われていました。ギュトラーをはじめとしてライプチヒやドレスデンの奏者にも使用者が多く、1980~90年代の音楽家の良い相棒になりました。
クノートの楽器はトランペットだけではなく、トロンボーンやチューバまで銘機が揃っており、今でも探している人がいます。また、この楽器には「Migma」の彫刻があります。このミグマは、製作された楽器の中から厳選して国が認めたものにのみ付く刻印です。ミグマの刻印の楽器は東独政府が認めた正規輸出品で、当時ヨーロッパの他の国へ輸出したものである証拠なのです。
この楽器の特徴は、抜き差し管やロータリーセクション、キャップ、つば抜きに至るまですべてブラスを使用している点です(写真参照方)。通常ドイツ楽器の抜き差し管はニッケルを使っています。しかしここまで徹底的にイエローブラスを多用しているのは、注文主の要望に違いありません。バロックトランペットにも通ずるイエローブラスの柔らかな音色を、注文主が求めていたのでしょう。また第3トリガーはありませんが、3番管を3~5㎜、1番管を1~2㎜出しておけば、下のRe、Do#はオンピッチで取れますので、実際の演奏でも問題を感じませんでした(念のために付け加えますが奏者とマウスピースの選択によっても音程感は変化します)。
出品前にヴィンテージ楽器に精通した金管楽器修理名工にお願いしてリストア&オーバーホールを行いましました。写真のようにへこみはや傷もなくピカピカにしてあります。ロータリーも調整も完璧です。
肝心の吹奏感ですが、発音・音色は柔らかい音で自然。飛び出ることもなく、浮くこともないがきちんと鳴っている。そして弦や木管と良くブレンドする音です。まさにマルキノンキルヒェンの楽器という音のまとまり方です。音程も良い方です。モーツアルトからブラームス、シュトラウスなどの曲にはとても合う印象でした。マウスピースは横ラッパ用ならどれでもOKですが、シュミット系が一番合います。本格的なオーケストラで活躍する楽器です。
コンディションは写真をたくさんのせますのでご確認ください。質問はできる限りお答えしますのでご遠慮なく。試奏可能です。会場費と交通費をご負担いただければ、時間と場所さえ合えばお伺いします。また、新品ではないので替えがありません。必ずノークレームノーリターンノーキャンセルの3Nをお約束できる方のみ入札をお願いいたします。返品できませんので、ご了解の上ご入札願います。ぜひ、本物のドイツ伝統楽器を体感して頂きたい。そして末長く愛用していただけると嬉しいです。
※注意※
オークション終了後、24時間以内にご連絡お願いします。24時間以内にご連絡がない場合は「落札者様都合 によるキャンセル」で削除になります。その場合「悪い評価」が付く約束になっております。また基本的には連絡後2日以内に入金をお願いいたします。 最近いたずら入札が多いため『新規』の方や評価の『悪い』が多い方は、質問欄からご連絡ください。連絡がない場合はこちらの判断にて入札を取り消させて頂く場合がございます。「到着確認依頼」のメッセージを差し上げた事だけで「悪い評価」を付ける輩がいます。当方は輸送事故を懸念して、到着後すぐ開封し確認をして頂きたくメッセージを送っています。到着後数日経過してから運送会社に届け出ると故意のクレームと疑われます。それを懸念してのメッセージなのですが、その気遣いを理解しない人がいます。気遣いが迷惑という方は、当方の出品に入札なさらぬよう願います。そのようなクレームには当方も悪い評価をつけさせて頂きます。