
デジタルケーブルの頂点! ベルデン7731A
ベルデン製デジタルケーブル7731A。
以下にテクニカルデータの一部を記します。
導体: AWG14 ソリッドベアカッパー
シールド: アルミフォイル+スズメッキ銅線編組
絶縁: ガス封入発泡HDポリエチレン
伝送速度: 光速の85%
線間容量: 52.4PF/M
伝送減衰: 1MHZ-0.5dB/100M ~ 3GHZ-26.9dB/100M
インピーダンス: 75オーム
例えば、インピーダンス75オームというのも、大半の製品は詳細データにあたるとプラスマイナス3オームの規格ですが、7731A はずばり75オームで、この太さでこそ実現できる性能です。
高周波特殊用途に特化した銅覆鋼線を別にすると、オーディオ用として適性を持つ純銅素材のデジタルケーブルとしては、これがベルデン社の技術の頂点だといえます。
伝送速度や減衰率にいたってはまったくの過剰性能ですが、極めて微細な要素が反映するのが音質であり基本性能は高いにこしたことはありません。
難点は太くて硬いため、取り回しと寸法決めに注意を要することですが、その点を差し引いても充分に期待に応えてくれるケーブルです。
勿論システムとのマッチングもあることですし、「これでなければ」とは言いませんが、14ゲージのソリッド導体が生み出す緻密、濃密で力強い「音」の世界を楽しんで頂けるはずです(音質の評価についてはお使いになった方の感想が評価欄に寄せられていますので、そちらも御参考ください)。
製作方法については、無ハンダ圧着式は採用していません。
理由は二つあります。
第一に、あまりにも強靱なケーブルであるため、確実に導体を確保する必要があること。
第二にこの性能ならばハンダによるミクロン単位のインピーダンス偏差(ここでは距離が問題です)よりも酸化皮膜の形成による偏差のほうが大きいと判断したためです。
考え方は色々あるでしょうが、永年に亘って安定かつ確実な伝送能力の維持を最優先課題としています。
製品両端のプラグが赤と黒に分けられているのは、ケーブルの方向性を気にされる方向けのものです。
2芯シールドではないので本来は必要無いものと思いますが、製造段階での素材の向きを言われる方も多いため、便宜上「赤」を文字列先頭側として色分けしています。
価格 は50センチ1本の価格です。延長は25センチ500円ですが、その際は事前に質問欄よりご連絡ください。
発送 はヤフネコ宅急便です。実費送料を御負担ください。
なお土、日、祝日の発送はできませんのでご了承下さい。