図書館除籍本「プロ野球 もうひとつの攻防『選手vsフロント』の現場」井箟重慶
元オリックス球団代表がフロント業務の実際を紹介する。
フロントはドラフト、トレード、契約更改、MLB移籍、
外国人選手獲得、戦力外通告等のチーム編成業務を司る。
だが、これらの業務がどのように行なわれているのかは、
あまり伝えられる事がない。
それを、イチロー、長谷川滋利、田口壮ら選手、
そして仰木彬監督などとのやりとりを交えながら紹介していく。
例えば史上初めて200本安打を放ったイチローの年俸が
800万円から一気に1億円になる中で行なわれた事前交渉の内容や、
MLB移籍を熱望する長谷川とのやりとり、
あるいはドラフト会議前日に行われる球団内会議での話し合いの様子等、
実際の現場の姿を示していく。
これらチーム編成業務の目的は、たったひとつ「チームを強くする」事。
だが、そこには各人の思惑が絡み、必ず攻防が巻き起こる。
それはスポーツ新聞の記者も立ち入れない、
プロ野球のもうひとつの戦いの場である。
知られざる選手と球団の関係を伝える事で、
よりプロ野球を楽しめるように努めた一冊。
定価780円 角川SSC新書 2013/4/2 第2刷発行