90年代初めに、ビーイングでのいわゆる「GSサウンド」を明らかに意識して作っていた、
3人の美女からなるユニット「Mi-Ke」でデビューし、その後1993年よりソロ活動に移行、
1994年のアルバム「砂時計」ではオリコン初登場1位を獲得している、
宇徳敬子さんの、おそらく最後のオリコンシングルランキング初登場100位以内シングルの「Realize」の発売告知ポスターです!
こちらも長年表側に巻いたまま保管していましたが、そこまで劣化が進んでおらず、黄ばみなどもあまり見られません。
1999年発売の曲ですので、26年以上も経過している割には状態はマシな方だと思われます。
宇徳さんのソロ活動は、アルバムが連続でオリコン初登場1位や2位を獲得できるほど、安定したファンもいましたが、
1998年のアルバム「満月 ~rhythm~」のオリコン初登場ベスト10入りを最後に、セールスが大幅失速。
そのきっかけとなった時期が、この「Realize」の頃です。
コーセーサロンスタイルのCMタイアップも付いていましたが、肝心のCM露出がうまく大量に流れなかった?事もあってか、
タイアップがうまく機能せず、大幅にオリコン初登場順位を落とし、56位でした。
これはアルバム「満月」からシングルカットがされてしまっており、順位がなんとオリコン100位内ギリギリになってしまっていた為、それによってシングルセールス力が大幅に削がれていた事も要因と見られています。
1998年のシングル「風のように自由 ~free as the wind~」は、当時ビーイングが確保していたタイアップ枠であった、
アニメ「中華一番!」EDテーマだった事もあってかどうかはわかりませんが、
前作「満ち潮の満月」から順位を上げ、オリコン33位にはランクインしている為、相当下がった事がわかると思います。
その為、当然刷られたポスターの数も限られており、ほぼ出回っていなかったと思われますので、
是非宇徳さんのファンで探していた方がいましたら、この機会を逃さず入手して頂ければと思います。
ただこの「Realize」は、当時ZARDの「永遠」などを大ヒットさせていた徳永暁人さんの編曲で、
バラードのイメージが強い当時の宇徳さんの楽曲にあまりなかった、浮遊感あるアンビエントな感じで、
一般向けには売れませんでしたが、宇徳さんの楽曲を好んで聴くようなビーイング好きには評価が高かったのではないか、と思われます。