
ヴェルディ 歌劇 スティッフェリオ DVD 未開封 カレーラス マルフィターノ ユリシック ハウエル 1993.1.29 2.2 ダウンズ モシンスキー ロンドンCG スティッフェーリオ
ヴェルディのスティッフェリオです。リゴレットの直前の曲で、大変な意欲作にもかかわらず不首尾に終わり その反省を基にリゴレット以降の名作が生まれた…と言われている作品です。珍しい曲ですが、序曲の冒頭で 長いトランペットソロが出てくると、“アァ これ〜” と思い当たる方も多いのではないかと想像します。プリモの役柄がヒロイックで、近年では デルモナコ カレーラス ドミンゴ などの記録が残りますが、持ち味から見れば これは“カレーラスの演し物” と言って間違いはないでしょう。同じく“悩む役”には違いなくとも、デルモナコだと “国家を懸けた悩み”のようで 少し大掛かりですし、ドミンゴだと エネルギッシュで “悩み事など ぶっ飛ばせ〜”的。人知れず 胸のうちで悶々とする悩みならば “カレーラスのもの”で、まさに“切って嵌めた”ような適役だと感じます。
ヴェルディの未知の曲には 後年の名作の萌芽が必ず感じられ 楽しみが尽きません。特に “失敗作” と言われている曲にはそれが顕著で、“このままでは終われないぞ” というヴェルディのガッツが窺えて面白いです。この場合も全くそうで、直後の3作よりも “仮面舞踏会” への影が濃厚です。この作の主役4人の特性を解いて 3人に整理すると“仮面”の主役になる…と思えるほどに設定がそのままですし、曲の冒頭は“仮面”の幕開き、“墓場のシーン”はアメリアのアリア、父親が怒り狂うアリアはレナートのアリアそっくり などなど… “アロルド”はともかくとして この曲の正式なリベンジは “仮面”だった事が理解されます(そのほか 一幕の終わりは ルチアの六重唱、決闘を煽る場面は“運命の力”、証拠を暴くシーンは“オテロ”、教会から響く合唱に乗せて祈る場面は“カヴァルス”… 様々な連想が浮かび、さながら “オペラ イントロ ドン”の趣き)。ヴェルディは “いつもオペラの事を考え 曲想を練っていた” …言わば “努力型の天才” だった事が再確認されます。
ロンドン コヴェントガーデン 1993年の舞台。上記の顔ぶれに 奥行のないちょっと暗めの舞台面 などなど、いかにもCGらしい成果だと考えます。地味な不人気作を どこよりも先んじて取り上げる姿勢は いつもながらアッパレですし、それを漏れなく記録に留めている放送局も凄いと感心します。カレーラスのフィリップス録音が1979年で この上演が93年。決して短くはない時間が流れていて、音楽の伝播や理解の難しさを感じさせます。
なにぶん この録画とガルデルリ盤は、曲にとっての“一次資料”的な存在で、その価値は当分揺るがないことだろうと感じます。邦語字幕なし 英語のみ。
上演直後の1993年12月には LD国内盤が発売されています。当時のLDの活況ぶりがわかりますし、“珍しい曲”であることを気にせず むしろ好んで目を向け始めた購買層の意識の変化も窺い知れます。このあとも ドミンゴの録画が出たり 更に後続の舞台が出現したりで、ようやく曲の真価が理解されたことが分かります。
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