
自宅保管の品です。中身はご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
ビートルズを呼んだ男 野地秩嘉
ビートルズを日本に呼んだ伝説の男とは
「彼みたいな男が本当の日本人だ」とポール・マッカートニーが評価した伝説のプロモーター、永島達司。1966年に武道館で熱狂のコンサートを行ったビートルズを日本に呼んだ男が彼だった。米軍回りのバンドのマネージメントから始め、ナット・キングコール、ルイ・アームストロング、ボブディラン、カーペンターズ、イーグルス、マドンナ、マイケル・ジャクソンまで。世界の最高峰のミュージシャンの来日を成功させた男の人生を追って、ノンフィクション作家野地秩嘉が国内外を徹底取材。ポール・マッカートニーの独占取材も収録。ビートルズ来日50周年記念刊行の傑作ノンフィクション。
「タツのためならいくらでも質問に答えよう。思い出せる限りね」ポール・マッカートニーはそういって一人の男の話を始めた…。一九六六年に来日、武道館コンサートによって日本を熱狂の渦に巻き込んだビートルズ。空前の社会現象を引き起こし日本の音楽シーンを一変させた彼らの公演を実現させた裏にはある伝説的プロモーターの存在があった。米軍キャンプへのミュージシャンの斡旋から始め、世界最高峰のミュージシャンの来日を次々に成功させた男・永島達司の知られざる七三年の生涯を国内外に追った傑作ノンフィクション。
目次
三十二年前の記憶
ミシシッピーを渡って
グレン・ミラーの思い出
結婚
興行の現場
呼び屋という仕事
トゥー・ヤング
リンボーダンスとサーカス
インテレクチュアル・プロパティ
若者の音楽
ロンドンでの交渉
守る男たち
見に行くものたち
来日前夜
日本到着
脱出
聴こえた…。音は聴こえた
余熱
呼び屋の終わり
セント・マーチン教会で
正力松太郎から会場を後楽園球場にと頼まれた
ビートルズのギャラは1億円。米国の1/5だった
渡辺美佐がみかじめヤクザ相手に啖呵を切った
スパイダースは前座公演を断った
内田裕也に貸してた金を樹木希林が返しに来た
入国拒否されたミックジャガーに日本領事館に同席してくれと依頼されたが麻薬でダメだった
ホテル缶詰から5分だけ 外に出してくれとのポールの依頼に皇居前二重橋まで連れて行った
登場する方々
ベンチャーズ ビーチボーイズ 尾藤イサオ
ナットキングコール エルヴィス プレスリー
内田裕也 伊東ゆかり 平尾昌晃 坂本九
ポールアンカ 山口組三代目 田岡一雄
江利チエミ 吉本興業 林正之助 美空ひばり
ラテンクオーター はっぴいえんど 石坂敬一
ナタリーコール 樹木希林 キースリチャーズ
ローリングストーンズ ミックジャガー
徳川夢声 サトウハチロー ツイッギー
EHエリック リンゴスター ジョンレノン
ジョージハリスン ポールモーリアほか多数
レビューより
ビートルズを呼んだのはビートルズの音楽が嫌いな男だった
むしろ彼はジョーン・バエズやブラザーズ・フォアを評価していた。
1966年ビートルズの来日公演を成功させた人物は、海千山千の「呼び屋」と呼ばれる男達の中で、誰もが認める清廉潔白な日本紳士であった……という意外なお話。キョードー東京、ウドー音楽事務所の創立者でありながら、黒子に徹して一般には名前を知られていないプロモーター、永島達司。
そしてまた、ビートルズ来日とは……
「ビートルズが来て、演奏した瞬間、未熟と扱われていた若者たちはひとつのことに気がついた。自分たちの耳には聞こえていた音を、大人たちは少しも聞こえなかったと主張したのである。その時、若者たちは成熟してしまったら同時に失うものがある、と理解した。(略)こうして日本に、まだ大人にならなくていい、と自覚した世代が誕生した。若者が自分たちに自信を持ち、自分達を初めて新しい世代として認識したのだった」
……ということだったのですね。
「二〇十七年」と題された一文には、2013年に行われたポール・マッカートニーの来日公演(東京ドーム)の楽屋へ、著者がポールを訪ねるシーンがある。永島さん亡き後、著者を楽屋に案内するのはキョードー東京の山崎芳人社長。著者が実際にポールと対面するまでの、バックステージでの短時間の描写をプロモーターが読めば、ドキドキするようなリアリティを感じ取れるだろう。また、永島さんの没後約20年を経た2017年にも、ポールが変わらぬ姿で来日公演を行っている事実からは、永島さんが紡いできた物語は未だ終わっていないことも伝わってくる。滋味深い一冊だ。
多くの裏話が楽しめて、少し涙が出るエピソードも知る事が出来ました。