
日中近代史を描ききった大河小説。2015年に逝去した陳舜臣の「山河在り」上中下・全3巻セット(講談社文庫)です。状態は、全般に良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: 日中15年戦争前夜。華僑貿易商の一族として上海に生まれ日本で育った温世航は25歳の時、関東大震災に遭う。未曾有の天災に、緊張状態にあった日中関係も良好になるかと思われた。だが朝鮮人虐殺の報は、両国関係に再び暗い影を落とす。温世航は仲間の青年の失踪事件を追って旅立つ。朝鮮人虐殺の裏に隠されたもう一つの事件、青年の眼が捉えた歴史の真実とは。孫文は中国全土統一を目指し、北伐を開始。関東大震災から1年、温世航は貿易商一族の歴史をまとめるため、香港、上海を遍歴する。世航は香港で、学生時代の仲間、同舟会の趙錫堂と再会した。だが錫堂は、孫文に敵対する「商団」に深く関わっていた。そして張作霖の爆死事件。新時代の波に青年は身震いする。南北統一を果たした中国は、悲願である東三省(満州)を加えた大統一を目指していた。武力進出を企てる日本への憎悪は全土で燃え上がる。仲間の警告で世航はテロの巻き添えこそ免れたが、日本で育った華僑として、一人のジャーナリストとして、想いは千々に乱れる。日中近代史を描ききった大河小説。二つの国のはざまで青年は運命を生きぬく。
★著者、陳 舜臣は1924年、神戸生まれ。大阪外語印度語部卒業。同校西南亜細亜語研究所助手を勤めるが終戦によって辞職し、家業の貿易に従事。1961年『枯草の根』により江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。その後も、『青玉獅子香炉』で直木賞、『王嶺よふたたび』・『孔雀の道』で日本推理作家協会賞、『実録アヘン戦争』で毎日出版文化賞、『敦煌の旅』で大仏次郎賞、『茶事遍路』で読売文学賞(随筆・紀行賞)、『諸葛孔明』で吉川英治文学賞・朝日賞、1995年には「作家としての業績」により日本芸術院賞を受賞。日本芸術院会員。勲三等瑞宝章。他に著書として『曹操』、『秘本三国志』、『耶律楚材』、『阿片戦争』、『太平天国』、『天球は翔ける』、『江は流れず』、『桃花流水』、『琉球の風』、『中国の歴史』、『小説十八史略』、『青山一髪』など多数ある。2015年死去(享年90)。従四位追叙。
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