高田誠 長崎風景
キャンバスに油彩 6号
画面右下にサイン
額外寸 55.5 × 64.0 cm
裏板にカワスミ画廊取扱シール
付属品:額装
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高田誠(1913-1992)
洋画家
1913年埼玉県浦和町(現・さいたま市)生まれ
1930年頃より、二科会の重鎮であった安井曽太郎に師事し、大きな影響を受けました。旧制浦和中学在学中の16歳で二科展に初入選するなど、早くから画才を発揮しました。後に日展、一水会を中心に作品を発表し、日展理事長、一水会運営委員などを歴任しました。
安井曽太郎の影響から脱し、点描による独自の画風を確立しました。主に風景をモチーフとし、堅実な眼差しの中に点描による装飾性と詩情が融合した作品を多く制作しました。
主な受賞
日本芸術院賞(1972年)
日本芸術院会員(1978年)
文化功労者(1987年)
勲三等瑞宝章
浦和市名誉市民(現・さいたま市名誉市民)
高田誠の作品の魅力
・独自の「点描」による詩情豊かな表現
高田誠の画風の最大の特徴は、独自の発展を遂げた点描(てんびょう)技法にあります。師である安井曽太郎の影響を乗り越えた後、彼は細かな筆致(点描)を重ねることで、画面に繊細な色彩の階調と深みを与えました。これにより、光や空気の揺らぎが感じられる、生き生きとした表現を生み出しています。単なる写実ではなく、点描がもたらす装飾的な美しさと、対象を見つめる詩的で温かい視線が融合し、独特の雰囲気を醸し出しています。
・高田誠の作品は、彼の温厚で誠実な人柄がそのまま表れていると評されます。
風景を主なモチーフとしながらも、対象を感情的に誇張することなく、あくまで堅実な眼差しで捉えています。その丁寧な描写は、見る人に安心感と共感を与えます。浦和画家として知られる彼は、信州や故郷である埼玉の風景を数多く描きました。描かれた山々や雑木林、静物からは、自然や身近なものへの愛情と、平凡な日常の尊さが感じられます。
・画業の晩年に向かうにつれて、彼の作品の色彩はより明るく、華やかさを増していったことも魅力の一つです。ピンク色などが多用されるようになり、山岳風景、花咲く海辺、花をモチーフとした作品には、円熟した画家ならではの喜びと生命力が満ちています。
高田誠の絵画は、独自の点描技法による美しい色彩表現と、風景やモチーフへの温かく誠実な視線が合わさることで、多くの人々に愛され続けています。
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