白根録音研究所(SRK)が製作した、SPUなど低インピーダンスMCカートリッジ用に特化した手巻きのステレオ用MCステップアップトランスです。オークションで中古を購入後、低インピーダンスカートリッジ使用時のメインの昇圧トランスとして使ってきました。
元々のオーナーの新品購入時のメーカーからのメモが残っておりますので一緒にお送りします。メモの内容を見ると、SRKにSPUの修理をお願いし、同時にこのトランスも購入したように読めます。宣伝っぽいSRKのカートリッジの話も登場しますのでちょっと読みにくいです。全文の写真を掲載しますのでご覧ください。
色々書いてあります。
低インピーダンスカートリッジの出力を低インピーダンスで受けることでカートリッジ側とトランス側とでインピーダンスの周波数特性を合わせる、の下りなど、計算方法それでいいのかと思うところもあります。個人的に入力インピーダンスは出力インピーダンスと同じか高ければ大きな問題は起きない、と信じていますので、インピーダンスの話は読み飛ばすとして、厚い層間紙でLC共振を避ける、シールドケースなしで必要最小限のシールド、など個人的に納得度の高い話も含まれています。
話半分に聞いていただきたい音質の話ですが、私の経験上、トランスとしては異例の音質です。声の周りの空気感のようなもの、は、ヘッドアンプの方が優れていると思っていたのですが、このトランスは空気感を変えます。サァーッとステージが広がる感覚があります。高域のみならず低域のレンジ感も広がっているように思うので、その点も空気感につながっているのかもしれません。
この異例な音質をもたらしているのが、私が軽視しているインピーダンスマッチングの効果なのか、さまざまな点で不用意なCを排除することで得られた効果なのか、吟味を重ねて来られたと思われるコア材の力なのか、分かりません。聴感で練り上げられた製品だけが持つ総合的なバランスの賜物なのかもしれません。
このトランスの1次側DCRは約1.5Ωと極めて低く、オルトフォンのSPUやMC10/20/30系など低インピーダンスMCカートリッジ専用とお考えください。DL-103などインピーダンスが高めの一般的なMCカートリッジを接続すると、おそらく全然増幅できません。
私個人は、SPU-A、SPU-GE、MC20mk2、MC30、などを接続していました。丸針のSPU-Aで空気感?と私も思っていましたが、なかなかすばらしいのでぜひお試しください。
以上、よろしくご検討ください。
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