10CD
廃盤
『春の祭典』初演100周年記念ボックス
RCA & SONY音源からのセレクション
★初出盤のジャケットデザインを再現した紙ジャケット仕様
『春の祭典』初演100年を記念して、ストラヴィンスキーの新旧自作自演のほか、
ストコフスキーからオーマンディ、モントゥー、ブーレーズ、サロネンなど、
RCAとソニー・クラシカルに残された『春の祭典』のさまざまな演奏から、10種類収録したものです。
クラムシェルボックス仕様。
各ディスクは初出盤のジャケットデザインを再現した紙ジャケット入りです。(HMV)
【10種類のセレクション】
1929 ストコフスキー&フィラデルフィア管弦楽団
1940 ストラヴィンスキー&ニューヨーク・フィル
1951 モントゥー&ボストン交響楽団
1955 オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団
1960 ストラヴィンスキー&コロンビア交響楽団
1968 小澤征爾&シカゴ交響楽団
1969 ブーレーズ&クリーヴランド管弦楽団
1972 バーンスタイン&ロンドン交響楽団
1989 サロネン&フィルハーモニア管弦楽団
1996 ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団
Disc1
レオポルド・ストコフスキー(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
1929~1930年モノラル録音/RCA Red Seal
モントゥー、ストラヴィンスキー自作自演に続くSP時代3種類目の録音で、アメリカでの初録音。ストラヴィンスキーの作品を早くから積極的に演奏・録音してきたレオポルド・ストコフスキーによる生涯唯一のハルサイ録音。ストコフスキーの『春の祭典で』は、ディズニー映画『ファンタジア』での鮮烈な取り上げ方が知られていますが、フィラデルフィア管とは1922年に『春の祭典』のアメリカ初演を行い、さらに1930年4月、この録音の最後のセッションの翌月には、ストコフスキーはフィラデルフィア管をピットに入れ、マーサ・グレアムの振付でバレエとしての初演を指揮しています。
Disc2
イゴール・ストラヴィンスキー(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
1940年モノラル録音/ソニー・クラシカル
1929年のストララム管とのSP録音に続き、ストラヴィンスキー自作自演による2度目のハルサイ録音。1939年にアメリカに亡命後、生涯にわたって自作を録音することになる米コロンビアとの録音契約を結び、その契約初期に録音されたもの。ニューヨーク・フィルの豪壮なアンサンブルが聴きものです。
Disc3
ピエール・モントゥー(指揮)
ボストン交響楽団
1951年モノラル録音/RCA Red Seal
『春の祭典』の初演者、ピエール・モントゥーが生涯に残した4種類の録音のうち、3度目の録音で、『春の祭典』の初LPとなった記念碑的な演奏。1919年~24年には音楽監督を務めながら、クーセヴィツキー時代には遠ざけられていたモントゥーが、久しぶりにボストン響の指揮台に復帰した際の録音です。若き日の冨田勲がこのLPを聴いて強く惹きつけられたことでも知られています。
Disc4
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
1955年モノラル録音/ソニー・クラシカル
前任者ストコフスキーを受け継いで、ストラヴィンスキー作品を積極的に取り上げたユージン・オーマンディですが、『春の祭典』の録音はモノラルの当盤のみ。モノラルながら、当時のフィラデルフィア管の力強く華麗な妙技を堪能できる名演です。
Disc5
イゴール・ストラヴィンスキー(指揮)
コロンビア交響楽団
1960年ステレオ録音/ソニー・クラシカル
ストラヴィンスキーによる3度目、最後の自演録音となった決定版。ニューヨークで編成されたコロンビア交響楽団との録音です。
Disc6
小澤征爾(指揮)
シカゴ交響楽団
1968年ステレオ録音/RCA Red Seal
ラヴィニア音楽祭の音楽監督としてシカゴ響と密接な関係のあった若き日の小澤征爾による名演。ハルサイは1980年代まで小澤征爾のトレードマーク的作品で、ボストン響音楽監督時代にも再録音を行い、バイエルン放送響との映像も商品化されています。マルティノン時代最後期ながら、すでにハーセスやクレヴェンジャーを擁していた金管セクションを中心としたシカゴ響の底力のある響き、複雑なリズムをサイトウ・メソッドで明快に振り切る小澤の鮮やかな棒さばきが相乗効果を生んでいます。初出LPの通り、『花火』をカップリング。ジャケットに使われたイラストは、絵本『はらぺこあおむし』などの作家、エリック・カールによるものです。
Disc7
ピエール・ブーレーズ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
1969年ステレオ録音/ソニー・クラシカル
言うまでもなく『ハルサイ』の代名詞録音。細部まで透徹したアナリーゼによって、リズムや音の絡みがこれまでにないほど明晰に表出された『春の祭典』解釈の一つの極点を示す歴史的演奏です。セルによって鍛え上げられていたクリーヴランド管鉄壁のアンサンブルが生み出す、究極の『ハルサイ』がここにあります。
Disc8
レナード・バーンスタイン(指揮)
ロンドン交響楽団
1972年ステレオ録音/ソニー・クラシカル
ブーレーズ盤の3年後、ソニー・クラシカルが生み出した『ハルサイ』の新たな名盤がこのレナード・バーンスタイン指揮によるロンドン響盤です(初出は4チャンネルLP)。バーンスタインにとっては、ステレオLP初期のニューヨーク・フィルとの若々しい演奏に続く2度目の録音となったもので、勢いよりも遅めのテンポで細部をじっくりと描きこんだエモーショナルな名演です。ストラヴィンスキーの顔が森の中に寝そべるゴーギャン的な美女を覗き込むジャケットも秀逸。
Disc9
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
1989年デジタル録音/ソニー・クラシカル
2013年2月来日時の鮮烈きわまる『ハルサイ』演奏が記憶に新しいエサ=ペッカ・サロネン。当盤は、サロネンのソニー・クラシカル時代を代表する名盤で、フィルハーモニア管やロンドン・シンフォニエッタなど複数のオーケストラを指揮して進めていたストラヴィンスキー・チクルスの一環となったものです。圧倒的な切れ味の鋭さは、若々しいサロネンならではのもの。初出盤の通り、『三楽章の交響曲』をカップリング。
Disc10
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
1996年デジタル録音/RCA Red Seal
現代のアメリカ・オーケストラ界を牽引するマイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団。その初期に行われたRCA Red Seal時代の屈指の名盤です。躍動感のあるリズム、圧倒
的なドライヴ感、そしてライヴながらほぼ完ぺきな細部の彫琢など、作品を知り尽くしたティルソン・トーマスならではの『ハルサイ』をご堪能いただけます。(SONY)
コンディション良好。
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