
*商品について
今から50年以上も昔に、教育出版から出されていた幻の小冊子『空間図形とベクトル』(梅沢敏夫 著)になります。目の肥えた大学受験英数学参考書マニアの多く集うここでも、本書の存在は知らなかった、あるいは知っていたけれど入手出来る機会がずっと訪れなかった、という方がほとんどなのではないでしょうか?というのも仕方ないのです。本書は、日夜希少な参考書の飛び交うここにおいても、過去10年間でたったの5回しか取引されたことがない超希少な参考書(これでも当方の出品する商品の中では比較的多い方)などころか、あの日本で出版されたほぼ全ての書籍が所蔵されていると云われる国立国会図書館にも所蔵されておらず、提携を結んでいる全国1163館(これは、日本全国の公共図書館のおよそ3分の1に相当します。3分の2は不明なわけですが、全国の出版社へ納本義務を課しているはずの国会図書館に所蔵されていない時点で、かなり望み薄だと言わざるを得ないでしょう)の図書館の他、CiNii Booksに参加している日本国内の数々の大学図書館や、worldcat参加館である世界中の図書館・博物館・美術館のどこにも所蔵されていない幻の参考書なのですから。出版社に直接尋ねたわけでは無いので確かなことはわかりませんが、恐らく、本書の序文を見る限り、数学教師などの数学教育関係者にのみ配布された、一般販売のされない非売品だったのではないかと思われます。そんな超稀覯本である上に、この先でもどれだけ出品される機会が訪れるのかわからず、しかもそれを競り落とさなければならないということも考えると、恐らく今回の機会を逃せばもう二度と本書を入手することはおろか、中身を拝むことすら出来ないかもしれません。勿論、現在、ここに加え、あのメルカリやAmazonのマーケットプレイス、!フリマ・ショッピング・楽天市場・楽天ラクマ等の主要オンラインショッピングサイトまたはフリマサイトにおいて、当方以外に本書を出品している者は1人もおりません。Amazonに至っては、そのあまりの希少性からか未だに商品ページすら存在しない模様。したがって、今ネットで本書を入手しようと思えば、ここで購入される以外に方法は無いものと思われます。
商品名:空間図形とベクトル
著者名:梅沢敏夫
出版社:教育出版
発行年月日:不明(序文に「昭和53年4月」との記載あり)
総頁数:61ページ
【目次】
*画像をご覧下さい。
【著者略歴】
・梅沢 敏夫(うめざわ としお)
大正3年12月2日生まれの日本の数学者、数学教育者。専攻は関数論・統計学・数学教育。慶應義塾大学、群馬大学、埼玉大学などの大学において講師、助教授、教授を歴任。函教論において残された懸案の一つであるBieberbachの予想の精密化であるA. W. Goodmanの提唱した予想に対し、提唱者であるGoodmanのあまりに大がかり過ぎで冗長な解法とは違い、簡単な函数を使用した、きわめて明快な別証を与えたばかりでなく、Goodmanが証明した函数族よりもはるかに広汎な函数族に対して予想が成り立つことを証明した他、M. S. Robertson、Z. Nehari、名古屋大学の能代清教授および文理科大学の尾崎繁雄教授が得た結果を拡張した幾多の興味ある定理を得るなどし、昭和29年3月に東京文理科大学(現:筑波大学)紀念賞を授与されている。その後も研究と教育に精魂を打ち込み、東北数学雑誌に発表された 「梅沢の定理」などは、あとでMichigan大学のM. O. Readeによって精密化されて、日本数学会誌に発表されたり、昭和44年には文部省に命ぜられて、在外研究員となり、滞米3か月間にミシガン大学、ケンタッキー大学、ノースカロライナ大学、フロリダ大学等を廻り、北米の関数論研究者との共同研究により、単葉関数に関する顕著な成果をあげられた。教育においても、度々の小考査を実施して、優秀者には期末試験を免除するという当時の学生指導としてはユニークな方式を採用し、その指導を受けた学生の中には、群馬県の教育界で活躍している方々や、学界に活躍している方も相当多数に及んでいるとのこと。数学の講義の傍ら数学教育学の研究にも打ち込むばかりか、講演や著作活動にも精力的に取り組み、数学教育界に名声を響かせ、 埼玉大学教育学部の存在を世に広めた。1980年埼玉大学名誉教授。
*状態について
書き込みありません。全体的に、経年による擦れ・傷・汚れ・ヤケ・シミがあります。
*商品の「同梱&値下げ」について
入札前に限り、商品の同梱に伴う配送料分の値下げが可能です。商品ページを一つにまとめて新しい商品として再出品する、という形で同梱を行うので、ご希望の方は、必ず入札前に質問欄よりお知らせ下さい。
(注:配送料分を値下げしなくてもいいから同梱したい、という方は、特に何もせずに単品で購入して頂ければ、が同梱依頼の画面を出してくれると思います。)
【例】
入札前に落札希望者が商品A(¥4000)と商品B(¥4000)の同梱を希望した。
↓
商品Aと商品Bを、別々に配送するよりも安くなる配送方法で配送可能なことが判明した。(→①.)
↓
出品者が、元の配送料よりも安くなった分(ここでは仮に¥100安くなったとする)だけ値下げした状態で商品Aと商品Bをまとめて一つとした商品Xを¥7900(=¥8000-¥100)で再出品した。
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落札希望者が商品を落札。
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以後、取引に進む。
*配送について
入札前に限り、ご希望のより高価な配送方法にも変更可能です。本来の送料¥170(こちら側が負担)(→②.)を超過した分だけ、商品を値上げさせていただく形で、購入者様にご負担していただくことになります。その場合、必ず入札前に質問欄よりお知らせ下さい。
【例】
入札前に落札希望者が「お手軽配送(日本郵便)ゆうパケットポストmini」」(→③.)での配送を希望した。
↓
出品者が本来の値段¥2000に元の配送料¥170を超過した分¥350(=¥520-¥170)を上乗せした値段¥2350で再出品した。
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落札希望者が商品を購入した。
↓
以後、取引に進む。
備考
①.同梱することで、元々の配送料より高くなるような組み合わせの商品の場合、同梱を承諾せず、そのままの状態での購入をお願いする可能性があります。ただし、購入者様に本来の送料の超過分をご負担頂けるのであれば、入札前に限り、本来の送料よりも値段が高い配送方法での同梱も可能です。
②.こちらの商品は特にご指定がない場合、「お手軽配送(日本郵便)ゆうパケットポストmini」(¥170)で配送する予定です。
③「お手軽配送(ヤマト運輸)宅急便コンパクト(EAZY)」で配送する場合、送料は¥520(内,専用BOX代¥70)になるかと思われます。その他にご希望の配送方法がありましたら、その都度掛かる料金を回答致しますので、質問欄からお尋ね下さい。