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*TE02517【結婚記念日アニバーサリージュエリー】天然絶品ダイヤ1.00ct 最高級18金PG無垢3連クロスピアス 新品 1.4G 30x6mm
*TE02517【結婚記念日アニバーサリージュエリー】天然絶品ダイヤ1.00ct 最高級18金PG無垢3連クロスピアス 新品 1.4G 30x6mm [浏览原始页面]
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以下、所謂ブラクラ妄想ショートショートです〜〜

クロスピアスは時空を超えるか?~南船場ラブコメ狂騒曲~

序章:ポエム過積載のデザイナーと現実主義の店主
大阪が誇るハイソなエリア、南船場。その一角で、まるで時代に取り残されたかのように、しかし圧倒的な存在感を放って鎮座するジュエリーショップ、それが「ブランドクラブ南船場」である。重厚なマホガニーの扉は、一見さんを物理的にも精神的にも拒絶するオーラを放っていた。
「できました…! 田中オーナー、ついに降臨なさいました…!」
店の奥、デザイン工房と化した一角から、感極まった声と共に現れたのは、この店の若き(そして唯一の)ジュエリーデザイナー、夢野結衣(ゆめの ゆい)その人であった。彼女の瞳は潤み、頬は紅潮し、その手には小さなベルベットのトレイが、まるで聖杯か何かのように恭しく掲げられている。
トレイの上には、K18ピンクゴールドの3連クロスピアスが、照明を受けてキラキラと輝いていた。商品番号「TE02517」。結衣にとっては、我が子同然の最新作である。
カウンターの奥で、帳簿と睨めっこしていた店のオーナー、田中正治(たなか しょうじ)は、分厚い眼鏡を額に押し上げ、心底面倒くさそうな顔で結衣を見た。
「降臨て…アホか。ただの新作やろ。また変な名前つけたんやないやろな」
コテコテの関西弁を操る田中は、この道50年のベテラン鑑定士であり、夢見がちな結衣の保護者兼ツッコミ役という過酷な運命を背負っていた。
「名前ではありません、"御名(みな)"です」結衣は真顔で訂正した。「この聖なる輝きに捧げる名は、『セラフィムの梯子(はしご)~過去と未来を繋ぐ三連の聖十字(ホーリークロス)・令和エディション~』!」
「長すぎるし、宗教観がめちゃくちゃや! 却下!」
田中はピシャリと言い放った。「ええか、これは『K18PGダイヤ1.00ctクロスピアス』や。それ以上でもそれ以下でもない。お客さんにそんな呪文みたいな名前言うてみい、ドン引きされて終わりやぞ」
「そんな…この子に込められた物語を無視するなんて!」
結衣はわなわなと震えた。「一番上のクロスは、揺るぎない過去からの追憶。真ん中は、今この瞬間の、燃えるような現在の情熱。そして、一番下でしなやかに揺れるクロスは、不確定だからこそ美しい未来への希望…この三位一体の奇跡が、身に着ける者の魂を、時空を超えた高みへと導くのです…!」
「はいはい、ポエムはええから値段設定の話さしてもろてええか?」
田中は結衣の独白をバッサリと切り捨て、ルーペを取り出した。
「ふん、仕事はええな。ダイヤの質もカットも上々や。石留めも丁寧やし、ピンクゴールドの色味も上品や。これならまあ、そこそこの値段はつけられるわ」
「そこそこ…! この子の持つ、プライスレスな物語の価値を考えれば、実質無料のはずなのに…!」
「ほならタダで配るか? ボランティアちゃうんやぞ、うちは」
田中の冷徹な一言に、結衣は「うっ…」と呻き、しょんぼりと肩を落とした。彼女の壮大な妄想は、いつも田中の現実主義という名の鉄槌によって粉砕される運命にあった。
だが、結衣はまだ諦めていなかった。いつか、この「セラフィムの梯子」の真価を理解し、その魂の物語を共有できる運命の持ち主が現れるはずだ。彼女はそう固く信じ、ピアスをショーケースの一番目立つ場所へ、祈るようにそっと置いた。その数日後、店のドアベルが、新たな物語の始まりを告げるように、からん、と鳴ったのである。
第一章:攻略プラン持参の依頼人と、暴走するストーリーテラー
その日、南船場には朝から冷たい雨が降り続いていた。客足もまばらな午後のこと、店の扉を押し開けて入ってきたのは、一人の青年だった。上質なコートに身を包んでいるが、なぜかその手には、明らかにビジネス用とおぼしき分厚いA4サイズのファイルが、大事そうに抱えられている。
「い、いらっしゃいませ…!」
緊張した面持ちで店内を見渡す青年に、結衣は満面の笑みで駆け寄った。待ちに待ったお客様である。
「ようこそ、ブランドクラブ南船場へ。ここは、単なるジュエリーショップではございません。お客様の魂と、宝石の魂が、運命の赤い糸で結ばれるのを待つ、奇跡のクロスロード…」
「は、はあ…」
青年は結衣の独特な歓迎の言葉に若干引き気味になりながらも、深々と頭を下げた。
「あの、相沢晴人(あいざわ はると)と申します。婚約者への、初めての結婚記念日の贈り物を探しておりまして…」
「まあ! アニバーサリーでございますね! 素晴らしい! それはもう、当店以上にふさわしい場所は、この地球上、いえ、この銀河系に存在いたしません!」
ぐいぐいと距離を詰める結衣に、晴人はたじろぎながらも、手にしていたファイルを、ぱさりとカウンターの上に開いた。
そのタイトルは、こうだった。
『対・美咲 交際7周年兼結婚1周年記念プレゼント選定に関する考察と提案』
中には、びっしりと書き込まれた文章と、グラフ、そして参考資料の切り抜きが、几帳面にファイリングされていた。
「えーと、まず、こちらが美咲のパーソナルデータです。パーソナルカラーは恐らくイエベ秋、骨格はウェーブとナチュラルの混合タイプかと。好きな花はガーベラ、好きな食べ物はえびちり、最近ハマっているのは、猫の肉球をひたすら眺める動画です」
「は、はあ…」
今度は結衣が絶句する番だった。
「そしてこちらが、過去のプレゼントに対する彼女のリアクション評価一覧です。『ネックレス(星モチーフ)』は評価A、『手編みのマフラー(長さ3m)』は評価Cマイナス、『温泉旅行(行き先サプライズ)』は評価Bプラスとなっております」
「あの…3メートルのマフラーというのは…」
「僕の愛の長さを表現したのですが、物理的に重すぎたと、後でそっと指摘されました」
晴人は遠い目をした。彼は建築設計士という職業柄か、何事もロジカルに分析し、計画を立てないと気が済まない性格だった。そして、愛する婚約者・美咲のこととなると、その傾向は常軌を逸したレベルで加速するのだ。
「今回のプレゼントの要件定義は、『①サプライズ性があり、②実用的であり、③今後の二人の関係性を象徴する物語性を内包し、④予算は〇〇円以内』。これらの条件を満たす最適解を導き出すべく、現在、候補Cまで絞り込んでおります。候補Aは『高級ドライヤー』、候補Bは『お掃除ロボット』、そして候補Cが『アクセサリー』です」
「ストップ! ストップでございます、お客様!」
結衣は晴人のプレゼンを慌てて制した。「ドライヤーとお掃除ロボットは、記念日の贈り物としてはあまりに夢がございません! ここは断然、候補C、いえ、唯一無二の選択肢としてアクセサリーをお選びいただくべきです!」
「しかし、アクセサリーは彼女の好みに左右されるため、失敗のリスクが最も高い、ハイリスク・ハイリターンな選択です。僕の分析によれば…」
「分析はもう結構です!」
結衣は晴人のファイルをそっと閉じさせると、キラリと瞳を輝かせた。「お客様、いや、晴人様。ご安心ください。あなた様のミッションをコンプリートさせる、最終兵器が、ここにございます」
そう言って彼女が、芝居がかった手つきで指し示した先には、あの3連クロスピアス――「セラフィムの梯子」が、まるで「我こそは」と主張するかのように、燦然と輝いていた。
晴人の視線が、その一点に釘付けになる。彼のロジカルな思考回路が、そのピアスの持つ、理屈を超えた美しさに完全にハッキングされた瞬間だった。
「…なんですか、これは…」
「お目が高い!」結衣は待ってましたとばかりに声を張った。「こちらは、K18ピンクゴールドに、合計1.00カラットの天然ダイヤモンドをあしらった3連クロスピアス。しかし、その本質は、単なる貴金属の集合体ではございません!」
結衣のスイッチが入った。カウンターの奥で、田中オーナーが「あーあ、始まったで…」と頭を抱えるのが見えた。
「晴人様、よくお聞きください。この一番上のクロスは、お二人が出会うまでの、それぞれの人生…つまり『過去』の軌跡を象徴しています。決して交わることのなかった二つの魂が、このピアスによって初めて出会うのです」
「過去の…軌跡…」晴人はゴクリと喉を鳴らし、手元のノートにメモを取り始めた。
「そして真ん中のクロス。これは、今、この瞬間、愛を確かめ合うお二人の『現在』の情熱そのもの。見てください、この燃えるようなダイヤモンドの輝きを! これぞ、現代に蘇りしプロメテウスの火!」
「プロメテウスの…火…」
「そして最も重要なのが、この一番下で優雅にスイングする第三のクロス! これは、まだ誰にも予測することのできない、お二人の『未来』の可能性! 時に喜びで大きく揺れ、時に悲しみで静かに佇む…しかし、決して鎖が断ち切られることのない、永遠の絆を約束するのです!」
結衣がポーズを決めると、晴人はカッと目を見開き、持っていたボールペンをガタガタと震わせた。
「か、過去と…現在と…未来…! 一つのアクセサリーに、時間軸の概念を内包させるだと…!? なんという、コンセプチュアル・デザイン…! これだ…僕が求めていた物語性は、これだったんだ…!」
「ご理解いただけましたか!」
「はい! 完璧に! このピアスこそ、僕の立てた要件定義④『今後の二人の関係性を象徴する物語性』を、120%満たす唯一無二のソリューションです!」
二人の間に、常人には理解しがたい熱い共感が生まれていた。カウンターの奥で、田中オーナーは「ソリューションて…なんやねん…」と呟きながら、そっと胃薬を飲んだ。
しかし、晴人の表情がふと曇る。
「でも…今の彼女に、これを贈る資格が僕にあるだろうか…」
彼の声のトーンが、急に沈んだ。その変化に、結衣の物語モードは急速に解除され、カウンセラーモードへと切り替わった。
「と、申しますと…?」
晴人は、この半年間の出来事を、ぽつり、ぽつりと語り始めた。美咲が、敬愛する祖母を亡くしたこと。以来、彼女が心を閉ざし、笑顔を失ってしまったこと。自分が、彼女のために何一つしてやれない無力感に苛まれていること。
「彼女のおばあさんは、敬虔なクリスチャンで、いつも古い木の十字架を大切にしていました。だから、クロスというモチーフは、今の彼女には、かえって辛い記憶を思い出させてしまうかもしれない…。それに、こんなに華やかなものを贈っても、彼女は喜んでくれるどころか、『私の気持ちなんて、あなたには分からないのね』と、僕を拒絶するかもしれない…。それが、怖いんです」
晴人の瞳には、涙が滲んでいた。彼のプレゼン資料や分析は、すべて、愛する人を喜ばせたいという純粋な想いと、彼女を傷つけたくないという臆病なまでの優しさの、不器用な現れだったのだ。
結衣の胸が、チクリと痛んだ。自分の妄想劇場に、この誠実な青年を巻き込んでしまったことを、少しだけ反省した。
「晴人様…」
彼女は、いつもの芝居がかった口調ではなく、誠実な、心からの声で言った。
「だとしたら、なおさら、このピアスはあなた達のためのものです」
「え…?」
「木の十字架は、おばあ様の『祈り』の象徴だったのかもしれません。でも、このダイヤモンドの十字架は、晴人様の『愛』の象'徴になるんです。過去の祈りが、現在の愛へと受け継がれ、未来の希望を照らす。素敵じゃないですか。おばあ様の思い出を否定するんじゃなくて、晴人様の愛で、その思い出ごと、美咲さんを優しく包み込んであげるんです」
それは、結衣の口から出た、初めての「ポエム」ではない、本物の「物語」だった。
晴人の目に、再び光が宿った。
「僕の…愛で…包み込む…」
彼は何かを決意したように、強く頷いた。
「分かりました。僕は、このピアスに賭けます。美咲の心を、もう一度照らしてみせます!」
こうして、「セラフィムの梯子」こと「K18PGダイヤ1.00ctクロスピアス」は、その壮大すぎる(そして若干勘違いされた)物語と共に、不器用で誠実な一人の男の手に渡ったのである。
第二章:決戦は教会で。~壮大なるプレゼン、時々、噛む~
結婚記念日の数日前。晴人は、美咲をドライブに誘った。行き先はもちろん、彼女の祖母・千代との思い出の場所、港を見下ろす丘の上の小さな教会だ。
車中の空気は、重かった。美咲は窓の外を流れる景色を、感情の抜け落ちた瞳でぼんやりと眺めている。晴人の心臓は、これから始まる一世一代のプレゼンテーションへの緊張で、今にも口から飛び出しそうだった。彼のジャケットの内ポケットには、例のピアスと、そして結衣の語った物語を完璧にトレースした、カンニングペーパーならぬ「感動スピーチ虎の巻」が忍ばせてあった。
教会に着くと、晴人は美咲の手を取り、ステンドグラスの前に導いた。
「美咲…少し、話を聞いてくれないか」
晴人の真剣な声に、美咲はこくりと頷いた。
「ゴホン…」晴人は一つ咳払いをすると、虎の巻の内容を脳内で反芻し、スピーチを開始した。
「美咲。今日、僕たちがここにいるのには、理由がある。それは、時空を超えたセレブレーションのためだ」
「…時空?」美咲が怪訝な顔で聞き返す。
「そうだ。僕たちの愛は、もはや三次元の束縛を受けるステージにはない。これから君に贈るものは、単なる物質ではない。それは、過去と現在と未来を繋ぐ、愛のタイムマシンなんだ!」
晴人はビシッとポーズを決めた。練習の成果は完璧なはずだった。
しかし、美咲の反応は芳しくない。彼女は眉をひそめ、「晴人さん、どうしたの? 何かの宗教の勧誘…?」と本気で心配し始めた。
「違う! これは宗教ではなく、愛のソリューションだ!」
晴人は慌てて軌道修正を試みる。ポケットからベルベットの小箱を取り出し、厳かに開いてみせた。
夕陽を受けて、3連のクロスピアスが、神々しいほどの光を放つ。
さすがの美咲も、その圧倒的な美しさには息を呑んだ。
「…きれい…」
「だろう!?」晴人は勢いづいた。「いいかい、美咲! この一番上のクロスは、僕たちが出会う以前の、それぞれの人生…つまり『追憶のゲート』だ!」
「ゲート…」
「そして真ん中のクロスは、今、この瞬間を燃え上がらせる『情熱のリアクター』!」
「りあくたー…」
「そして! 最も重要なのがこの第三のクロス! 僕たちの不確定な未来を祝福する、『希望のカタパルト』だッ!」
晴人が渾身の力で叫んだ、その時だった。
「…ぷっ」
美咲の口から、小さな、しかし確かな噴き出す音がした。
そして、次の瞬間。
「あはははは! なにそれ、カタパルトって! 私、どこかに発射されちゃうの!? あははははは!」
美咲が、お腹を抱えて笑い出したのだ。この半年間、一度も見せることのなかった、心からの大爆笑だった。涙を流しながら、ヒーヒーと息を切らして笑い転げている。
「え…あ…違う、そうじゃなくて…」
晴人は、予想外すぎるリアクションに、完全にパニックに陥った。虎の巻には「ここで彼女は感動の涙を流す」と書いてあったはずだ。
「ゲートに、リアクターに、カタパルトって…! 晴人さん、あなた、さては昨日、ロボットアニメでも観たでしょ! あー、おかしい!」
美咲は笑いすぎて、よろよろと晴人の胸に寄りかかった。
晴人は、顔を真っ赤にして立ち尽くすしかなかった。大失敗だ。壮大な物語は、ただの珍妙な単語の羅列としてしか伝わらなかった。美咲を感動させるどころか、爆笑させてしまった。
しかし、ひとしきり笑った後、美咲は涙の滲んだ瞳で、晴人の手の中のピアスを、もう一度じっと見つめた。
「…でも」
彼女は、そっとそのピアスに指で触れた。
「…ありがとう」
「え…?」
「こんなに、私のために一生懸命、考えてくれてたんだね。どうやったら私が元気になるか、どうやったら私が笑ってくれるか、必死でプレゼンの練習までして。…バカみたいだけど、すごく、すごく嬉しい」
美咲の笑顔は、まだ少しだけ泣き顔と混じっていたけれど、それは紛れもなく、晴人がずっと見たかった、優しい笑顔だった。
「おばあちゃんの木の十字架は、おばあちゃんの『祈り』だった。でも、これは、晴人さんの『愛』だね。…ゲートとか、リアクターとか、よく分かんないけど」
彼女は悪戯っぽく笑った。
「つけて、くれる?」
晴人は、まだ少し呆然としながらも、震える手でピアスを手に取り、そっと美咲の耳に通した。ダイヤモンドの光が、彼女の笑顔を照らし、その頬を伝う涙を、きらきらと輝かせた。それは、悲しみの涙ではなく、温かい、喜びの涙だった。
彼の壮大なプレゼンは、意味不明な単語のせいで大失敗に終わった。しかし、その根底にあった不器用なまでの愛情は、どんな美しい言葉よりも雄弁に、美咲の凍てついた心を溶かしてくれたのだった。
終章:そして伝説(と新たなポエム)へ
数ヶ月後。「ブランドクラブ南船場」に、一通の封書が届いた。差出人は、相沢晴人と美咲夫妻。中には、結婚式の写真と、二人の連名で書かれた手紙が入っていた。
ウェディングドレス姿の美咲の耳元では、「希望のカタパルト」が幸せそうに揺れている。
手紙を読み始めた結衣は、すぐに吹き出した。
『(前略)あのピアスのおかげで、私たちは悲しみを乗り越えることができました。本当に感謝しています。ただ一つ、問題があるとすれば、夫が時々、真顔でこのピアスのことを「我が家の対G(ゴキブリ)最終防衛ライン」とか「今日の晩御飯を占う運命のルーレット」とか、謎の呼称で呼ぶことです。先日も、ピアスに向かって「カタパルト、発進(イグニッション)!」と叫びながらゴミ出しをしていました。夢野様の素敵なお話に、彼が独自の解釈を加えすぎたようです。少し困りますが、そんな彼のおかげで、我が家には笑いが絶えません。(後略)』
結衣は、笑いながらも、胸が温かくなるのを感じていた。
「田中オーナー! 聞いてください! 私の物語が、時空を超えて彼らに届きました!」
手紙を横から覗き見ていた田中は、やれやれと首を振った。
「アホが一人増えただけやないか。まあええわ、お客さんが笑ってくれてんなら、それが一番や」
彼はそう言いながらも、その口元は、確かに微笑んでいた。
結衣は、窓の外の青空を見上げた。
「セラフィムの梯子」は、「希望のカタパルト」となり、一つの家族に笑顔を届けた。ジュエリーの物語は、デザイナーが与えるだけのものではない。持ち主と共に成長し、変化し、時には思いもよらない方向へ暴走しながら、世界に一つだけの輝きになっていくのだ。
「よし!」
結衣はデザインデスクに向かうと、新しいスケッチブックを開いた。彼女の瞳は、次なる妄想、いや、次なる物語への情熱で、ギラギラと燃えていた。
「次は…指輪ね。『賢者の石~二人の愛を錬成する禁断のアルケミーリング~』…! これだわ!」
「却下!」
ブランドクラブ南船場に、田中オーナーの鋭いツッコミが響き渡る。
この店では、今日もまた、少し風変わりで、最高に愛おしい物語が、ダイヤモンドの輝きと共に生まれていく。それはきっと、時空を超えるほどに、素敵な物語だ。
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