
伝説的イラストレーターの幻の画稿が本邦初公開!
戦記シリーズの中から厳選した複製原画(A4サイズ)16シートを同梱!
【仕様】
判型:A4変形判(182×297)×2 冊
ページ数:224ページ×2冊 製本:角背上製本、函入り 綴じ:糸かがり綴じ
付録:戦記シリーズ軍艦画の複製シート(A4サイズ)16葉
「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」や「ゴジラ」シリーズのポスターを手掛け、2018年1月に東京・上野の森美術館で個展が決まり、いま改めて注目を集める伝説のイラストレーター・画家である生賴範義が晩年に最も心血を注ぎ制作したとされる、旧日本海軍の艦艇画272点をまとめた画集。
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【各界のクリエイターから絶賛のコメント続々! 】
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島田フミカネ(イラストレーター)
ひたすらに淡々と、驚くほどの点数で軍艦の側面図が書かれています。
細密・精緻な「図面」的な描かれ方ではあるのですが、「絵画」としても美しい。
サブカル、アニメゲーム方面から入ってきた人も、見て損はないと思います。
開田裕治(イラストレーター・怪獣絵師)
古くは江戸末期に勝海舟等を乗せてサンフランシスコに渡った咸臨丸から、
太平洋戦争末期の大和、武蔵、大和型三番艦から空母に改装される途中で沈められてしまった信濃まで、
艦によっては改装された数種のバリエーションも含めて描かれています。
誤魔化しのきかない側面図をクオリティを揃えて描き並べるためにどれだけの資料収集と分析を行ったか、想像するだけで気が遠くなります。
普通の描き手なら、これだけで半生を掛けたライフワークに値する作品群でしょう。
仕事を減らしていた1990年代中頃から描き始められたとのことですが、
それでも出版や映画の仕事などを多くこなされていたはずです。
画家が好きな物を描くという単純な振る舞いに、
ここまで情熱を注ぎ込めるものなのかと打ちのめされます。
本はずっしりと重く、船の側面図が並んでいるだけの内容なのに、
海軍史などの知識が全く無い私でも、最初の一ページから最後まで見飽きることがありませんでした。
情実を一切排して精緻に、淡々と描き綴られた艦船群の数々は、
ある意味日本の近代化の歴史そのものでもあります。
近代化を急ぎ列強に対抗するため国力を掛けて建造されたあまたの軍艦は、ほとんどが失われてしまいました。
この本には作画途中で輪郭だけが描かれた画稿も収録されていますが、
それはまるで旧海軍の幽霊のようにも見えます。
生頼さんは無くなってしまった軍艦達への追悼としてこの図録を残されたのだろうかと、 様々な思いが募る作品集です。
くーろくろ(イラストレーター)
搭載機やマストの梯子など細部に至るまで描かれた緻密な画でありながら、
随所に生頼先生のダイナミックな筆致を感じる素晴らしい軍艦画です。
西川伸司(漫画家・デザイナー)
全ページ淡々と並ぶ軍艦の緻密でストイックな絵……というより「図」の数々に趣味を極めるとはこういうことかと圧倒されます。
高額な書籍ですが付いてくる16枚の複製画だけでも元が取れる感じ。
戸高一成(大和ミュージアム館長)
生頼氏は多くの軍艦や軍用機のイラストを描いていたが、
いずれも素晴らしい作品であり、心から、このテーマが好きなのだ、と思わせるものがあった。
当時から、生頼氏は、日本海軍の全艦艇を同一スケールで描きたい、と思っていたそうだが、
私は、それは無理だろうなあ、と思っていた。
大小数百の艦艇を、同じ精度で描くには、資料的にも考証的にも、かなり難しいと思っていたのである。
しかし、今回の作品を通して見て、私の心配は杞憂に終わったことを理解した。
主要な艦に関しては、新造時から近代化を繰り返してゆく姿を描いているが、
それぞれの時期の姿を、極めて丁寧に追っている。
戦艦などの同型艦も、その微妙な違いを表現している。
例えば、金剛型は、金剛と比叡、榛名と霧島のグループで、砲塔の形などが違うのだが、
この小さな側面図の中で、きちんと描き分けているところなどは、さすが生頼さん、と思った箇所である。
(本書「刊行によせて」より一部抜粋)
生頼範義 軍艦図録 全2巻 生頼 範義 著