適役適所で、ヴェルディの不遇な傑作
『ジョヴァンナ・ダルコ』が蘇った!
パルマの力の入った公演が映像に!
ヴェルディ:
歌劇『ジョヴァンナ・ダルコ』全曲
スヴェトラ・ヴァシレヴァ、
レナート・ブルゾン、ほか
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・バルトレッティ(指揮)
演出:ガブリエーレ・ラヴィア
ヴェルディの『ジョヴァンナ・ダルコ』は1845年2月15日にミラノのスカラ座で初演されたオペラ。
ジョヴァンナ・ダルコとは、御存知オルレアンを解放したジャンヌ・ダルクのこと。
初演後しばらくはそれなりに人気があったオペラなのですが、今日ではヴェルディの全オペラの中でも下から何番目というくらい上演がありません。
ただ人気がないのはテミストークレ・ソレーラ(『ナブッコ』の台本作家)のせいで、音楽は初期から中期へと向かうヴェルディの充実が感じられます。
今回登場する映像は、2008年10月にパルマのヴェルディ・フェスティヴァルで上演されたもの。
タイトルロールは、ブルガリア生まれのソプラノ、スヴェトラ・ヴァシレヴァ。2001年のフィレンツェ五月音楽祭日本公演の『トラヴィアータ』で、グルベローヴァとともにヴィオレッタを務めたのをご記憶のかたもいるでしょう。
強さと輝きのある声がビンビン響き、しかも軽快な音楽もこなせるヴァシレヴァは、まさにジョヴァンナにピタリです。
ジョヴァンナの父ジャコモは、大ベテランのレナート・ブルゾン。今さら言うまでもない、一声千両の貫禄を見せ付けています。
フランス国王カルロ7世のエヴァン・ボウラーズは、米国、ニューヨークの生まれ。長らくドイツのニュルンベルクとライプツィヒの歌劇場で活躍しており、イタリアではほとんど無名の存在だったので、このパルマでの『ジョヴァンナ・ダルコ』は隠れた実力派の登場とかなり話題になりました。
甘さと瑞々しさのある肉厚な声は、これからますますヴェルディのテノールとして活躍していくことでしょう。
指揮はイタリア・オペラ界の最長老、ブルーノ・バルトレッティ。
1926年生まれですから、この時82歳。筋金入りのヴェルディを聴かせてくれます。
演出は日本でもおなじみの巨匠ガブリエーレ・ラヴィア。たいへん正攻法の舞台作りで、見応えがあります。(キングインターナショナル)
ヴェルディ:
歌劇『ジョヴァンナ・ダルコ』全曲
スヴェトラ・ヴァシレヴァ(S ジョヴァンナ)
レナート・ブルゾン(Br ジャコモ)
エヴァン・ボウラーズ(T カルロ7 世)
ルイージ・ペトローニ(T デリル)
マウリツィオ・ロ・ピッコロ(Bs タルボット)、他
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・バルトレッティ(指揮)
演出:ガブリエーレ・ラヴィア
装置:アレッサンドロ・カメラ
衣装:アンドレア・ヴィオッティ
照明:アンドレア・ボレッリ
収録時期:2008年10月7、17日
収録場所:パルマ(ライヴ)
Bonus: 10 minute introduction to the opera
収録時間:125分(本編115分)
画面:カラー、16:9、HD
音声:DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0
字幕:日本語、伊英独仏西中韓
Region All
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