名物にっかり青江の作者　【 青江貞次 】の、傑作刀です。
大切先で、身幅広く、見事な南北朝期の太刀姿です。
名物にっかり青江は、にっかり笑えむ女の化物を斬った話で有名で、
秀吉公が大事にし、後に、京極家に渡り、
幕末まで続いた京極家のお守り刀になった事でも知られた、名刀中の名刀です。
にっかり青江は、現在、二尺弱の刃長ですが、本来、南北朝期の豪刀で、二尺六寸くらいあったと言われています。
秀吉公が、短く磨り上げたとも言われています。
本刀も、元は二尺六寸以上あったと思われますが、現在は、二尺四寸に磨り上げられています。
本阿弥家九代光徳の金象嵌の極が入っています。
本阿弥光遜先生の鞘書入で、折紙・伝来書は、紛失して、現在付いていません。
徳川家伝来の、にっかり青江作者の一振として、大事に伝わっていた物です。
刃長は72.5cmと十分長く、身幅は33.5mmと広く、大切先の、南北朝の堂々とした姿の豪刀です。
刃切・しなえ・ふくれ・曲り・傷はありません。
35万円の最上研磨済で、とても美しい状態です。
白鞘も良い物で、ハバキには、見事な徳川葵紋が彫られています。
地鉄は、小板目肌が良く詰み、乱れ映りがあらわれて、とても綺麗です。
刃紋は、直調で、刃ぎわに、二重刃が良く入り、刃中には、足・葉等が盛んに入り、とても美しいです。
帽子も見事です。
登録取り立ての、完全うぶ出し品です。
これだけの青江貞次は、なかなか出ないと思います。
是非、コレクションに加えて下さい。

登録証　福岡県　109146　
種別　刀
長さ　七二・五cm
反り　一・五cm
目くぎ穴　　二個
銘文　（表）（金象嵌）本阿（花押）
銘文　（裏）（金象嵌）青江貞次　
令和七年拾壱月六日交付

元幅　33.5mm
元重　7.5mm
先幅　25.6mm
先重　4.9mm
刀身重量　861g


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