ドイツの名門ジャズ・レーベル`enja`。1960年代からヨーロッパやニューヨークで良質なモダンジャズを発信し続ける。1970年代アメリカのジャズ・ミュージシャンがこぞってヨーロッパへ移住する中、ニューヨークに出向いてアメリカに留まってプレイし続けるミュージシャン達を記録し、数多くの新しい才能を発掘したレーベル。本作は、ジャズ・ピアニスト、マッコイ・タイナーがenjaに残したアルバム『リメンバリング・ジョン』。
ドイツの名門ジャズ・レーベル、エンヤのストレイト・リイッシュー・シリーズ第一期。本作はジョン・コルトレーンの黄金カルテットで活躍したピアニスト、マッコイ・タイナーが、師コルトレーンに捧げてレコーディングしたピアノ・トリオ作品。「ジャイアント・ステップス」などコルトレーン・クラシックや、コルトレーンが愛したスタンダードを多数収録!1991年録音
盟友ジョン・コルトレーンに捧げて制作されたアルバム。本作ではコルトレーンの愛奏曲をプレイしている。サイドを固めるメンバーもマッコイと旧知の間柄で、息の合った堅実なプレイが楽しめる。
最近の作品数の多さには驚くが、それだけマッコイは好調ということだ。確かに覇気がある“旬”の演奏だ。なかでもこの新作は亡き“恩師”ジョン・コルトレーンに捧げた作品で、待ち望まれた企画といえる。遠き日々を懐かしむようなピアノが素晴らしい。
マッコイ・タイナーが盟友ジョン・コルトレーンに捧げて作ったアルバム。コルトレーンの作品をというよりコルトレーンの愛奏曲を追憶してプレイしているような作品。マッコイは元々カル・マッセイのバンドでプロデビューして、NYに出てきてからはブルーノートで数々のセッションを残しジョン・コルトレーンの片腕として彼の黄金時代を支えたピアニスト。右手の大回転と左手のアグレッシブな演奏で一時代を築き、その影響を受けたピアニストは計り知れない。ベースのエイブリー・シャープとドラムのアーロン・スコットはこの時期のマッコイ・グループのレギュラーリズムセクションで、エイブリーは自己のリーダーアルバムも高い評価を得てそのバカテクぶりに磨きをかけている。アーロン・スコットは長年マッコイを支えてきたドラマーの一人で、3人の息の合ったプレイと全く衰えを見せないマッコイのプレイは素晴らしいの一言。コルトレーンの音楽を真に理解していたマッコイだから出せる音は未来に残したいジャズ・アルバム。
[1991年録音]
「CDジャーナル」データベースより